短詩文芸である冠句紹介


by kanku_575
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姫路冠句会 4月例会輯 平成22年4月10日(土)

姫路冠句会 4月例会輯 平成22年4月10日(土) 姫路広峰公民館

追悼句会となりました。

追悼吟

 慕情濃き  桜万朶は薄墨す      淑子
 忘れない  あなたの行跡なごり雪   美保子
 いつまでも あなたに繋ぐ詩唄う    優葉
 君は風   永遠に仲間の中で生く   真琴
 春近し   初孫一気に抱き上げる   真弓
 白椿    生命いっぱい燃やしゆく  怜子
 母なれば  子の夢を抱き花浄土    風子
 惜しまれる 福寿草のような人     美代子
 春寒し   惜別に哭く花おぼろ    夢月
 さようなら あなたの面影色褪せず   まゆみ
 眼科での  やさしき言葉いつまでも  愛子
 君悼む   晴れやかなりし日は消せじ 直樹
 全て事   仏陀に任せよ無常なる   雄飛
 さようなら 思い出つきず呼びかける  栄子
 詩星の   君降りて来よ桜灯り    弘法
 薔薇一輪  逢える来期を待ってます  和子
 鮮やかな  人生行路指針とす     多津子
 春来して  花は開けど主無く     依子
 惜しまれて 懐深き母の詩       睦代
 さようなら もう逢えなくて千の風   歌子
 母の詩   万感胸に納め旅      佐津子
 鮮やかに  満ち足り輝けり人生    和代
 惜しまれて 深海に鳴る衰の鐘     恵羊
 春そこに  夢はつぼみを抱いたまま  襷子
 花の香よ  遠き地にある君のため   萬郷
 俤を追う  姫路の早春忘れない    信水


返事なく   橋本信水選(三才五客)

天  返事なく   香より華より句を献ず   淑子

地  返事なく   鯵のふる里帰りゆく    さよ子

人  返事なく   さぎ草濡らす春の雨    佐津子

客止 返事なく   切り株の芽は伸びている  恵羊
客2 返事なく   この郷守る風になる    淑子
客3 返事なく   貴女のメール消さず置く  風子
客4 返事なく   偲ぶ言葉がむなしくて   和子
客5 返事なく   想いせつなく春の雪    襷子

 選者句
   返事なく   信子の詩集見て飽きず
   返事なく   も一度聴かせて春木霊
   返事なく   私の琴線揺らしたまま


みんな過去  足立襷子選

天  みんな過去  無念と書いて雲がゆき   佐津子
地  みんな過去  永久に忘れぬ句の調べ   風子
人  みんな過去  呼べば心の遠絵巻     睦代

客止 みんな過去  塗り替えられし未来道   和代
客2 みんな過去  灯し続ける貴女の詩    和代
客3 みんな過去  遺作の秀句ありがとう   依子
客4 みんな過去  逆には流れぬ春の川    淑子
客5 みんな過去  渚は今日も変わらねど   恵羊

 選者句 
   みんな過去  まだ消え残るCメール
    みんな過去  馬酔木の葉陰にはみかみて
    みんな過去  息のつまりし花吹雪
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by kanku_575 | 2010-04-10 13:00 |  姫路冠句会例会作品輯