短詩文芸である冠句紹介


by kanku_575
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姫路冠句会 5月例会輯 平成22年5月8日(土)

姫路冠句会 5月例会輯 平成22年5月8日(土) 姫路広峰公民館

皆笑顔   秦谷淑子選(三才五客)

天  皆笑顔    あの世の近い人ばかり   和子

地  皆笑顔    今日全快の祝い箸     信水

人  皆笑顔    まん中に置く母の席    真琴

客止 皆笑顔    夕餉それぞれ話題あり   依子
客2 皆笑顔    産声聞いた待合所     優葉
客3 皆笑顔    洒落た句評が座を湧かす  風子
客4 皆笑顔    妻への理屈お手上げで   美代子
客5 皆笑顔    連休と言う逢瀬あり    信水

 選者句
  皆笑顔    心の起伏を加工する
  皆笑顔    フレアスカート踊らせる
  皆笑顔    青葉写して吊り鏡


空いた席   田中怜子選(三才五客)

天  空いた席   いい風吹く日待ちわびる  まゆみ

地  空いた席   お帰りと花置いた夫    優葉

人  空いた席   響く一句が心底に     恵羊

客止 空いた席   疑惑の風が渦巻いて    和子
客2 空いた席   思慕にむなしい風が哭く  夢月
客3 空いた席   決断できぬ腑甲斐なさ   愛子
客4 空いた席   貴女の心で埋めてます   真弓
客5 空いた席   戦死を悼む供養餅     哲子

 選者句
  空いた席   尼僧は過去を語らない
  空いた席   無蓋の天へ逝ったまま
  空いた席   外反母趾が反逆す


紙かぶと   佐野真弓選(三才五客)

天  紙かぶと   五月の風を歌わせる    風子

地  紙かぶと   児に逞しき夢託す     一三

人  紙かぶと   威張った顔は父に似て   直樹

客止 紙かぶと   息はずみ来る吾子抱く   淑子
客2 紙かぶと   病窓の隅そっと置く    真琴
客3 紙かぶと   夢を折り込む母の愛    夢月
客4 紙かぶと   女系家族に終止符か    美保子
客5 紙かぶと   話題尽きない幼年期    愛子

 選者句 
  紙かぶと   甘え上手の青リンゴ
  紙かぶと   父の背中に教えられ
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by kanku_575 | 2010-05-08 13:00 |  姫路冠句会例会作品輯