短詩文芸である冠句紹介


by kanku_575
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やまざと No.593 五月号作品輯Ⅲ

やまざと No.593 五月号作品輯Ⅲ

山映抄  「駅に佇つ」村上みゑ子選

 駅に佇つ  むかしは怖い父だった   風子

 駅に佇つ  相望はるか大志抱き    初子

 駅に佇つ  過疎の匂いがそこここに  佐津子


 駅に佇つ  枇杷もあざやか母恋うる  襷子

 駅に佇つ  故郷離れた日を想う    歌子

 駅に佇つ  帰るといった軍靴待つ   千秋

 駅に佇つ  初めて踏んだ夫の故郷   早百合

 駅に佇つ  やるしかないと闘志秘め  慶次



山映抄  「駅に佇つ」服部多津子選

 駅に佇つ  星霜こうも老いを連れ   咲枝

 駅に佇つ  黎明の視野生き甲斐に   初子

 駅に佇つ  蠢く視野の青い地図    睦代


 駅に佇つ  山河は遠き父母に似て   襷子

 駅に佇つ  さあこれからが試す道   すず

 駅に佇つ  自立の歩幅立て直し    睦代

 駅に佇つ  苦労したとは言わぬ子が  真弓

 駅に佇つ  さよならの手が下ろせない  和代
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by kanku_575 | 2010-08-05 21:06 |  やまざと誌