短詩文芸である冠句紹介


by kanku_575
カレンダー
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31

やまざと No.594 六月号作品輯Ⅱ

やまざと No.594 六月号作品輯Ⅱ

文芸塔運営同人昇格記念

緑映え   浅田邦生選(三才五客)

 緑映え    明日を夢見る蝸牛     恵羊

 緑映え    思い出つむぐ竹小径    初子

 緑映え    行く先決めた地図がある  厚史


 緑映え    寺町に消ゆ白日傘     くにゑ

 緑映え    夢を盛りたい城がある   とみ子

 緑映え    笑顔で返す乙女あり    よし子

 緑映え    老師の歩幅衰えぬ     恵羊

 緑映え    今日結婚の杖を置く    風子

 
 選後感

 天「蝸牛」は作者の想像の句というよりも、打ちに秘めた決意の表現。
 その視線の広がりが冠題によく照応している。

 地「竹小路」は繊細なまなざしが言葉の一つ一つに現れた美しい句。

 人「地図」はやや客観的なきらいがあるが、作者のつよい姿勢が句の
 落ち着きを生みだしている。
[PR]
by kanku_575 | 2010-08-29 16:44 |  やまざと誌