短詩文芸である冠句紹介


by kanku_575
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やまざと No.595 七月号作品輯Ⅱ

やまざと No.595 七月号作品輯Ⅱ-1

山麗抄   「雲なき日」秦谷淑子選(三才五客)


 雲なき日   夢の礎積み初める     萬郷

 雲なき日   心の糸が響き合う     和子

 雲なき日   二つの真珠光り初む    好美


 雲なき日   亡き娘の言葉杖となる   風子

 雲なき日   妻の内助で朝光る     慶次

 雲なき日   肩書き一つ丸く閉ず    睦代

 雲なき日   一と筋の糸認められ    すず

 雲なき日   迷い来し道茜さす     福男

 
 選後感

 「雲なき日」は雲がないのだから晴れてはいるが、すかっと爽やか快晴でもない、長かった梅雨が やっと明け猛暑の前のまだ陽射しはやわらかく、こんな日が一・二日・・・俳句と違い冠句の「雲 なき日」は胸中を詠まなくては

 やっとすっきりとまではゆかづとも心澄む・・・三通り見てから選出感をまず書いて、選を始め  る。選者泣かせとはこのことだと自覚する。難解の付け句に苦労する、時間ばかりが過ぎてゆ   く・・・。

 淑子
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by kanku_575 | 2010-11-04 22:07 |  やまざと誌