短詩文芸である冠句紹介


by kanku_575
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やまざと No.595 七月号作品輯Ⅱ

やまざと No.595 七月号作品輯Ⅱ-2

山麗抄   「雲なき日」澤村福男選(三才五客)


 雲なき日   汗に馴染んだ野良着干す  萬郷

 雲なき日   のどかに和牛育てたし   よし子

 雲なき日   嫁ぐ娘は晴れ晴れと    歌子


 雲なき日   飛行機雲に夢を乗せ    真弓

 雲なき日   競って飛ばすシャボン玉  和代

 雲なき日   幼児プールの弾む声    和代

 雲なき日   如露と仲よくなった蜂   虚堂

 雲なき日   空いっぱいに布団干す   真琴

 
 選後感

 天位句 炎天下の農作業ほど辛い仕事はない。「汗に馴染んだ野良着干す」にそれが
     滲み出ている。生活実景を描写して、都市住民の敬愛心を引き出す句です。
 地位句 口蹄疫が広がり数十万の頭の和牛が殺処分されました。悲哀を通り越した
     熱い思いが伝わってくる句です。
 人位句 良縁を得て嫁がれる吾娘の門出を、ほのぼのと詠まれました。
     冠題とマッチした句です。
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by kanku_575 | 2010-11-05 22:32 |  やまざと誌