短詩文芸である冠句紹介


by kanku_575
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姫路冠句会 8月例会輯 平成22年8月28日(土)

姫路冠句会 8月例会輯 平成22年8月28日(土) 姫路広峰公民館

走馬灯   午頭無骨選(三才五客)

天  走馬灯    君が居た日にネジ戻す   真琴

地  走馬灯    この指止まれたけくらべ  恒男

人 走馬灯    まだ帳尻が合わずいる   淑子

客止 走馬灯    強さの意味も理解る年   美代子
客2 走馬灯    われ十歳の母の葬     直樹
客3 走馬灯    古里ソング聞き惚れる   美保子
客4 走馬灯    不条理なるも受け難し   雄飛
客5 走馬灯    今年も座る指定席     裕美

 選者句
  走馬灯    亡父の声あり土用波    無骨
  走馬灯    昭和泳ぎし海ほたる    無骨
  走馬灯    泣き砂母の声に似し    無骨

刻迫る   平松直樹選(三才五客)

天  刻迫る    しょせん一人の手術台   恵羊

地  刻迫る    老いを緑の風に伏せ    恵羊

人  刻迫る    疎開を死語にせぬ蛍    怜子

客止 刻迫る    心残りはないけれど    まゆみ
客2 刻迫る    祈る瞳に星うるむ     風子
客3 刻迫る    落っきを止める術がない  恵羊
客4 刻迫る    挽歌の風に罪はなし    夢月
客5 刻迫る    独り芝居を期待して    愛子

 選者句
  刻迫る    男は炎となり戦場へ       直樹
  刻迫る    亡母に見せたしバージンロード  直樹
  刻迫る    さあ飛び跳ねよトーシューズ   直樹

カンナ燃ゆ   秋 真琴選(三才五客)

天  カンナ燃ゆ  掌のひらの風騒ぎ立つ   無骨

地  カンナ燃ゆ  母を見舞った無人駅    淑子

人  カンナ燃ゆ  今岐路に佇つ帰農     風子

客止 カンナ燃ゆ  オーラはじける君眩し   雄飛
客2 カンナ燃ゆ  悲話を知ってるきび畑   怜子
客3 カンナ燃ゆ  恋は魔性の牙を研ぐ    直樹
客4 カンナ燃ゆ  傷の深さは語らない    和子
客5 カンナ燃ゆ  ふれてしまった蜜の毒   怜子

 選者句
  カンナ燃ゆ  村の復興背なを押す    真琴
  カンナ燃ゆ  最後の恋ときめました   真琴
  カンナ燃ゆ  ひたすら白球追いかける  真琴
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by kanku_575 | 2010-08-28 13:00 |  姫路冠句会例会作品輯