短詩文芸である冠句紹介


by kanku_575
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姫路冠句会 9月例会輯 平成22年9月11日(土)

姫路冠句会 9月例会輯 平成22年9月11日(土) 姫路広峰公民館

雲はるか   橋本信水選(三才五客)

天  雲はるか   別れの汽笛今も鳴る    淑子

地  雲はるか   焦燥ばかり明日見えず   和子

人  雲はるか   故郷を遠く抱いている   和子

客止 雲はるか   阿修羅の想い問うてみる  一三
客2 雲はるか   勿忘草の恋ひそと     恵羊
客3 雲はるか   男は次の戦練る      和子
客4 雲はるか   ショパンを聴いて乙女にす 淑子
客5 雲はるか   知恵寄せ合って蟻の塚   欅子

 選者句
  雲はるか    お前も鳴けない唖の蝉   信水
  雲はるか    飛んで行きたい病窓固し  信水

山の駅   平松直樹選(三才五客)

天  山の駅    虹の架け橋どの谷へ    恒男

地  山の駅    蝉殻一つしがみつく    欅子

人  山の駅    肺の底まで青に染む    風子

客止 山の駅    柿の実熟れて誰を待つ   真琴
客2 山の駅    雲海出世作とする     信水
客3 山の駅    喧騒の街逃れ来し     風子
客4 山の駅    心の迷い打ち切れず    真弓
客5 山の駅    曾ての賑わい今はなし   裕美
 選者句
  山の駅    同じリズムの靴二足     直樹
  山の駅    老いて望む百の峰      直樹
  山の駅    竹の参道寂一日       直樹

一つの灯   秦谷淑子選(三才五客)

天  一つの灯   こつこつ続編積む詩集   信水

地  一つの灯   幾万の死者いしずえに   真琴

人  一つの灯   語り継がねば消ゆ戦史   風子

客止 一つの灯   仏の深い瞳に抱かれ    怜子
客2 一つの灯   勇気をくれた父が居た   直樹
客3 一つの灯   過疎に戻りし若夫婦    風子
客4 一つの灯   独老の憂さを酌む冠句   直樹
客5 一つの灯   晩学という宝抱き     和子

 選者句
  一つの灯   一途に生きて疑わず     淑子
  一つの灯   呼吸を止めた手術台     淑子
  一つの灯   針穴ちょっと見失い     淑子
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by kanku_575 | 2010-09-11 13:00 |  姫路冠句会例会作品輯