短詩文芸である冠句紹介


by kanku_575
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姫路冠句会 10月例会輯 平成22年10月9日(土)

姫路冠句会 10月例会輯 平成22年10月9日(土) 姫路広峰公民館

孤独な日   橋本信水選(三才五客)

天  孤独な日   陰さえ奪ってゆく夕日   恵羊

地  孤独な日   温む術なき月の人     直樹

人  孤独な日   脳の空白句がつつく    愛子

客止 孤独な日   君への想い風になれ    まゆみ
客2 孤独な日   磐石ならぬ杭と知る    風子
客3 孤独な日   思慕へ再起の捻子を巻く  夢月
客4 孤独な日   妻恋う詩の数増えて    淑子
客5 孤独な日   心に宿す星ひとつ     風子

 選者句
  孤独な日   切れてた電話の惜しいこと   信水
  孤独な日   炊けば憎らし斑の飯      信水
  孤独な日   父母の位牌を拭き清め     信水

己が道  秦谷淑子選(三才五客)

天  己が道    師のうたごころ極むまで  信水

地  己が道    布石ひとつを糧とする   直樹

人  己が道    心に枯れぬ赤い花     風子

客止 己が道    土の匂いが満ちる四肢   恵羊
客2 己が道    重荷がいつも追ってくる  怜子
客3 己が道    向かい風ならそれも良い  優葉
客4 己が道    季節外れのさくら咲く   哲子
客5 己が道    苦労と見えし日は過ぎて  まゆみ

 選者句  
己が道    悔い残すまじ古巣の灯   淑子
  己が道    1本筋が通ってる     淑子

気軽さに  足立欅子選(三才五客)

天  気軽さに   押した拇印が徒となる   夢月

地  気軽さに   気付けば一線越えている  真琴

人  気軽さに   今日高砂の橋渡し     信水

客止 気軽さに   受けた恩義が圧し掛かる  恒男
客2 気軽さに   川の深さを知らぬまま   優葉
客3 気軽さに   棘ある言葉返される    淑子
客4 気軽さに   隣の味噌をまた借りる   和子
客5 気軽さに   無言で歩く配線路      美保子

 選者句
  気軽さに   笑えば苦し膝くりげ    欅子
  気軽さに   誤解されいる故郷訛    欅子
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by kanku_575 | 2010-10-09 10:00 |  姫路冠句会例会作品輯