短詩文芸である冠句紹介


by kanku_575
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2010年 07月 10日 ( 2 )

姫路冠句会 7月例会輯 平成22年7月10日(土) 姫路広峰公民館

快気炎   橋本信水選(三才五客)

天  快気炎    父のあぐらは解かれず   一三

地  快気炎    肘鉄二つ用意する     淑子

人  快気炎    鉛筆は人斬るが好き    和子

客止 快気炎    夢見る骨が軋みたす    玲子
客2 快気炎    若さが天を突き上げる   恵羊
客3 快気炎    魔物の酒を少し借り    和子
客4 快気炎    老い蹴散らして行く棚田  真琴
客5 快気炎    窓満タンに風入れる    優葉

 選者句 
  快気炎    久々シベリア抑留記    信水
  快気炎    メス入れて父病み終える  信水

小走りに   泰谷淑子選(三才五客)

天  小走りに   一票になる農婦の手    欅子

地  小走りに   涙が先に落つ夜道     信水

人  小走りに   老母残して去るホーム   真琴

客止 小走りに   わが行く道をひたすらに  裕美
客2 小走りに   喜び共に分かち度く    愛子
客3 小走りに   父の轍に導かる      和子
客4 小走りに   夢を買い足す我が道に   真弓
客5 小走りに   面影よぎり雲ひかる    風子

 選者句 
  小走りに   振り向かぬ男幕おりる   淑子
  小走りに   笹舟を追う子の歓喜    淑子
  小走りに   虹は幾多の人で観る    淑子

缶ビール   平松直樹選(三才五客)

天  缶ビール   一と汗ながした農の畦   恵羊

地  缶ビール   一人の夜を詰る月     恵羊

人  缶ビール   家庭菜園一と日終え    淑子

客止 缶ビール   墓石洗って夏を盛る    淑子
客2 缶ビール   夕陽に男の愚痴投げる   恵羊
客3 缶ビール   青田談義は軒先で     真琴
客4 缶ビール   気負うことなく吐く本音  風子
客5 缶ビール   日焼けした肌が笑ってる  真弓

 選者句
  缶ビール   いっきいっきの誘い水   直樹
  缶ビール   ひとにはひとつ憂さがある 直樹
  缶ビール   友と肩寄す己が青春    直樹
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by kanku_575 | 2010-07-10 13:30 |  姫路冠句会例会作品輯
姫路冠句会7月例会の作品を紹介します。これは投句を含め、句会で披露されたものから、会員自らが選んだ1句を紹介する作品輯です。紹介した作品の中に気に入られた句があればコメントしてください。作者は自分の句にこんな感じ方もあるんだなとか?また、共感して頂いた、響き合ったと感じることもできることでしょう。是非ともコメントを頂ければ幸いです。なお、選者に選ばれた作品の紹介は「やまざと誌」に掲載されたものを紹介していきたいと思います。

姫路冠句会7月会員作品(平成22年)

快気炎   父のあぐらは解かれず     一三
快気炎   夢見る骨が軋みだす      怜子
快気炎   テントウ虫を肩に止め     美保子
快気炎   大きな黒蝶とまってる     美代子
快気炎   窓満タンに風入れる      優葉
快気炎   鉛筆は人斬るが好き      和子
快気炎   肘鉄二つ用意する       淑子
快気炎   健康の二字宝物        依子

小走りに  耳朶にささやく風の私語    夢月
小走りに  わが行く道をひたすらに    裕美
小走りに  夢を買いたす我が道に     真弓
小走りに  老母残して去るホーム     真琴
小走りに  涙が先に落つ夜道       信水
小走りに  草原の風切る白馬       直樹
小走りに  駆け去る君に未練あり     雄飛
小走りに  喜び共に分かち度く      愛子
小走りに  一票になる農婦の手      襷子

缶ビール  眠気を誘う農繁期       さよこ
缶ビール  一汗ながした農の畦      恵羊
缶ビール  大人びた子の日焼顔      哲子
缶ビール  一人の夜も悪くない      まゆみ
缶ビール  乾杯急ぐ竹馬の友       啓二
缶ビール  気負うことなく吐く本音    風子
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by kanku_575 | 2010-07-10 13:00 |  姫路冠句会会員作品輯