短詩文芸である冠句紹介


by kanku_575
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冠句の始まり

始祖 堀内雲鼓
         元禄時代の徘諧師。1665年生まれ。
         松永貞徳の門下。貞門の逸材(松尾芭蕉と同時代)

 ○ 芭蕉の高い詩精神を最も新しい詩型式に盛る。

 ○ 革命的な徘諧詩
    京都五条・川東・・・松原大和大路付近の愛宕寺のほとりに吹蕭軒(庵)をむすぶ。

 ○ 元禄6年4月11日 五文字附の初興行を行う。(冠句のおこり)
    元禄8年版雲鼓の笠附集「夏木立」と元禄15版雲鼓の笠附集「西国船」に
    記載されている。

 ○ 雲鼓の意図
    俳諧連句の発句が独立した俳句である事と下七五を時空的関連において附句する。
    この作句方法が的中して興行がふえる。
    やがて五文字附・鳥帽子附・笠附・冠り附となる。

 ○ 元禄時代は町民達にとらえられてゆく俳諧・・・・・・・平民文学
    平民文学は現実に即した生活の描写
    従来は月や花に託した表現方法・・・・・・・・・・貴族文学

    (例)うれしさは 乳房にすがる子の力み
       とりついて 蠅も越しけり大井川

 ○ 元禄十五年~宝永二年(二・三年の間)四十種近い刊行
    雲鼓 享保十三年(六十四才)で没す。

     陽の恵み 嬉しからずや夏木立     雲鼓

       京都下京区富小路 上徳寺に昭和十二年句碑建設
                京都の観光地に指定

    享保年間を境にして冠句は、破調句・低調卑俗となり堕落する。

     俳句・・・・・明治中期正岡子規により革新される。
     川柳・・・・・剣花坊により中興。
     冠句・・・・・良き指導者なく大正末期・久佐太郎により中興。
            昭和二年文芸塔創刊

    昭和八年頃の作品
      安らかに わが膝われとなる夕べ
      秋は問う 花剪れば掌に青き蜘蛛
      秋の水  砥石をすべる刃の匂い
      緑濃く  カメレオンこっち振り向く

 久佐太郎によって冠句を大成する。
   ★連句を心とした文芸から・・・・・題詠吟とした集団性に


続く...平成18年度 冠句講座テキストⅡへ

   
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by kanku_575 | 2010-05-31 06:00 | 冠句のテキスト
姫路冠句会のテキストとして「やまざと」の橋本信水先生が平成18年度に少し、手直しをされた教科書を頂きました。このテキストをブログで紹介しても良いかとお尋ねしたところ、良いとの心地よいご返事でしたので、このブログに紹介させて頂きます。
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by kanku_575 | 2010-05-30 21:41 | 冠句のテキスト
冠句神戸港例会

ご案内

冠句神戸港6月句会

日時 六月二十日(日曜)午後一時より
場所 六甲道(J・R)勤労市民センター内

宿題 「眠れない」   
   「島を訪う」   
   「生きる汗」・各題 三句以内
席題 当日発表の冠題   三句以内

締切: 2時半

欠席投句: 80円切手4枚を同封し
      前日迄に投句所へ

・投句所
〒658-0081
 神戸市東灘区田中町5丁目3ー23ー905  天国保子 宛

冠句に興味ある人、やってみようかと思っている人、お思いきってご参加ください。
この紙面にコメントするか、天国さんまでご連絡ください。

京都や大阪からも参加がある素敵な句会ですよ。全くやったことが無い方、他の句会の方、遊びに
来てください。お持ちしています。
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by kanku_575 | 2010-05-19 21:28 | 句会・行事のご案内

冠句神戸港の紹介

「冠句 神戸港」の5月例会に参加して来ました。冠句神戸港の三村昌也先生に冠句神戸港の作品をこのブログに載せてよいかとお願いしたところ快諾くださりました。冠句神戸港の作品を紹介させて頂き、冠句の仲間を増やせたらと思います。

そこで、「冠句の仲間 姫路冠句会」のブログで、冠句神戸港の4月句会より、作品を紹介させて頂くことにします。

これからもいろんな「冠句の仲間」を「冠句の仲間 姫路冠句会」を通してご紹介しようと思います。

冠句に新しい方の参加を切に望んでいます。また、他の句会の方の参加もお願いいたします。
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by kanku_575 | 2010-05-16 23:27 | 冠句の仲間
姫路冠句会例会

ご案内

姫路冠句会7月例会

日時 七月十日(土曜)午後一時より
場所 姫路広峰公民館

宿題 「快気炎」   
   「小走りに」   
   「缶ビール」・各題 三句以内

・欠席投句
〒670-0898
 姫路市大寿台1丁目2ー15  秦谷淑子 宛

冠句に興味ある人、やってみようかと思っている人、お思いきってご参加ください。
この紙面にコメントするか、秦谷さんまでご連絡ください。

和気あいあいで楽しい句会ですよ。全くやったことが無い方、他の句会の方、遊びに
来てください。お持ちしています。
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by kanku_575 | 2010-05-10 23:19 | 句会・行事のご案内
姫路冠句会6月例会は「第二十八回 久佐太郎句碑まつり」に参加するため有りません。
次回は7月例会です。後日、ご案内いたします。

ご案内

第二十八回 久佐太郎句碑まつり
日時 六月四日(金曜日)午前十時より
場所 養父市十二所七二四 新宮山満福寺
電話 〇七九(六六四)〇三五八

〇碑前祭 十一時より

献句 「句碑まつり」 一句  記名
祝題 「風青し」   
   「ある絆」   
   「争わず」   
   「曇りなく」  
   「独りごと」  ・各題 二句以内

・欠席投句(八十円切手五枚同封のこと)
〒667-0102
 養父市十二所三六二  橋本信水 宛
・合点十位まで粗賞、他
・会費 二千円(昼食代を含む)
・閉会 四時半の予定
・JRをご利用の方は時刻をお知らせください。和田山駅までお迎えに行きます。
 一週間前までに。
・お車の方は乗り合わせて、又便のない方は橋本まで。
 繰り合わせ多数ご参加下さい。
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by kanku_575 | 2010-05-09 21:07 | 句会・行事のご案内

やまざと誌の紹介

姫路冠句会にやまざと冠句会の橋本信水先生がいつも来てくださり、選をしてくださったり、色々と指導してくださったりしている。今回、出来るだけ、冠句の作品を紹介して冠句の仲間を増やしたいことをお話し、やまざとの機関誌の作品をこのブログに紹介したいとお願いするとあっさりと良いですよと言ってくださった。
そこでやまざと4月作品輯より、「冠句の仲間 姫路冠句会」のブログでやまざとの作品を紹介させて頂くことにします。
また、今日の姫路冠句会でこのブログを紹介して頂きました。きっと、何かの形で充実してゆくことになると思います。
まずは姫路冠句会への投句を進める意味で例会のお知らせをすることにします。新しい方の参加を望んでいます。また、他の句会の方の参加もお願いいたします。
その他、検討中です。
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by kanku_575 | 2010-05-08 22:43 | 冠句の仲間
姫路冠句会5月例会の作品を紹介します。これは投句を含め、句会で披露されたものから、会員自らが選んだ1句を紹介する作品輯です。紹介した作品の中に気に入られた句があればコメントしてください。作者は自分の句にこんな感じ方もあるんだなとか?また、共感して頂いた、響き合ったと感じることもできることでしょう。是非ともコメントを頂ければ幸いです。なお、選者に選ばれた作品の紹介は「やまざと誌」に掲載されたものを紹介していきたいと思います。

姫路冠句会5月会員作品輯(平成22年)

皆笑顔   夕餉それぞれ話題あり     依子
皆笑顔   仏陀の道は花盛り       襷子
皆笑顔   真ん中に置く母の席      真琴
皆笑顔   あの世の近い人ばかり     和子
皆笑顔   戦後のおやつはったい粉    栄子
皆笑顔   今日の全快の祝い箸      信水
皆笑顔   真っ直ぐ生きて得た安堵    怜子
皆笑顔   夫の屁理屈お手上げで     美代子

空いた席  やはり気になる沈み顔     啓二
空いた席  響く一句が心底に       恵羊
空いた席  貴女の心で埋めてます     真弓
空いた席  いい風吹く日待ちわびる    まゆみ
空いた席  思慕にむなしい風が哭く    夢月
空いた席  戦死を悼む供養餅       哲子
空いた席  決断できぬ府外不甲斐なさ   愛子
空いた席  お帰りと花置いた夫      優葉
空いた席  倦怠の溝そのままに      弘法

紙かぶと  威張った顔は父に似て     直樹
紙かぶと  無邪気さのなか凛々しくも   雄飛
紙かぶと  女系家族に終止符が      美保子
紙かぶと  五月の風を歌わせる      風子
紙かぶと  若葉の山をかけめぐる      さよ子
紙かぶと  遥かなる日に戻りたり     淑子
冠かぶと  子に逞しき夢託す       一三
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by kanku_575 | 2010-05-08 13:00 |  姫路冠句会会員作品輯
姫路冠句会 5月例会輯 平成22年5月8日(土) 姫路広峰公民館

皆笑顔   秦谷淑子選(三才五客)

天  皆笑顔    あの世の近い人ばかり   和子

地  皆笑顔    今日全快の祝い箸     信水

人  皆笑顔    まん中に置く母の席    真琴

客止 皆笑顔    夕餉それぞれ話題あり   依子
客2 皆笑顔    産声聞いた待合所     優葉
客3 皆笑顔    洒落た句評が座を湧かす  風子
客4 皆笑顔    妻への理屈お手上げで   美代子
客5 皆笑顔    連休と言う逢瀬あり    信水

 選者句
  皆笑顔    心の起伏を加工する
  皆笑顔    フレアスカート踊らせる
  皆笑顔    青葉写して吊り鏡


空いた席   田中怜子選(三才五客)

天  空いた席   いい風吹く日待ちわびる  まゆみ

地  空いた席   お帰りと花置いた夫    優葉

人  空いた席   響く一句が心底に     恵羊

客止 空いた席   疑惑の風が渦巻いて    和子
客2 空いた席   思慕にむなしい風が哭く  夢月
客3 空いた席   決断できぬ腑甲斐なさ   愛子
客4 空いた席   貴女の心で埋めてます   真弓
客5 空いた席   戦死を悼む供養餅     哲子

 選者句
  空いた席   尼僧は過去を語らない
  空いた席   無蓋の天へ逝ったまま
  空いた席   外反母趾が反逆す


紙かぶと   佐野真弓選(三才五客)

天  紙かぶと   五月の風を歌わせる    風子

地  紙かぶと   児に逞しき夢託す     一三

人  紙かぶと   威張った顔は父に似て   直樹

客止 紙かぶと   息はずみ来る吾子抱く   淑子
客2 紙かぶと   病窓の隅そっと置く    真琴
客3 紙かぶと   夢を折り込む母の愛    夢月
客4 紙かぶと   女系家族に終止符か    美保子
客5 紙かぶと   話題尽きない幼年期    愛子

 選者句 
  紙かぶと   甘え上手の青リンゴ
  紙かぶと   父の背中に教えられ
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by kanku_575 | 2010-05-08 13:00 |  姫路冠句会例会作品輯