短詩文芸である冠句紹介


by kanku_575
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タグ:姫路冠句会 ( 39 ) タグの人気記事

冠句のいのち

   冠句のいのちは叙情詩。
   叙情とは自分の胸の内を述べる詩
   常に新しい見方で物を捉まえる
   昨日の感動は今日は過去

    初心者  ・・・つたなく幼稚でも、いきいきとした感動を
    ベテラン ・・・その奥にある真実に触れ合う努力

   冠句は「ふくみ」の文学である。
   一番大切な言いたい事を言わずにふくむ。
   ドラマを設定したらこの言葉が最高の表現で、他には無いと
   言う言葉を探す ・・・ その言葉は必ずある。

 崎山不二夫(本名 西野信男 三代目)

  独り聴く  鍬磨き終え除夜深々(大阪に句碑)
  紙コップ  高度八千みな孤独
  若葉光   農夫老いても余生なし

豊島明楽(本名 熊田章)養父市養父町居住

  昭和八年入門
  昭和十一年「やまざとの唄」創刊  現在 五百四十号
 昭和五十八年久佐太郎賞受賞
  
  おぼろ月  歩けばふれる白れんげ(養父神社句碑)
  すすき道  人訪わば風なつかしき
  遠い人   枯れゆくものにすべなかり
  突っ走る  身に余るものみんな捨て

   

続く・・・平成18年度 冠句講座テキストⅤ へ
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by kanku_575 | 2010-06-13 17:19 | 冠句のテキスト
冠句の作り方

   冠句は題詠の姿をした創作吟である。

    おぼろ月      ⇔  歩けばふれる  白れんげ
   上五文字(冠題) 一字明ける 中七文字  下五又は座五

  冠題は・・・・・附句(十二文字)の為に課せられた五文字である

  連句の発句を冠題五文字で表し・・・・・附句(七・五)は自分に
                     飛躍して詠う。

 ○ 接続体は俳句である。
  (例) 他人の目さけてひっそり母子住む
      吊り革にぶらさがり今日停年す

      他人の目 一つあやまちつきまとう
      吊り革に 今日停年のわが拳(こぶし)

  冠題は冠題で独立し附句は附句で独立する 

  十二文字(附句)でドラマ化するには一字が大切。
  特に(て・に・を・は)の使い方。

  季語の冠題に季重なりは避けた方が無難

  「る・て・り」等冠題止めの場合の附句
  破調句・字余り・字足らず・音韻破調

  冠題から来るイメージを先ず探す。幅を広く見つめる。

  冠題を説明せずにドラマを飛躍させる。
  時間を置いてから咀嚼(そしゃく)して見る



続く・・・平成18年度 冠句講座テキストⅣへ
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by kanku_575 | 2010-06-09 21:46 | 冠句のテキスト
第二十八回 久佐太郎句碑まつり

6/4(金)
和田山は昨日、集中豪雨だったそうですが、皆の気持ちが通じたのか?今日はとても天気の良い日になりました。姫路冠句会からは9名の参加となりました。姫路・野里からJR播但線に乗り、寺前で乗り継ぎ、和田山駅に向かう。播但線の車窓より、長閑で自然いっぱいの風景が続きます。田植えを終えた水田の間に、稔り豊かな麦畑が広がります。のんびりとした約一時間40分位の旅も冠句の話や、世間話で盛り上がり、あっという間に和田山駅でした。
和田山駅からはタクシーに分乗、自然を満喫しながらのドライブで真言宗満福寺に到着致しました。

満福寺
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多くのやまざとの方々の出迎えです。岡山、高梁、京都からも参加があり、大層賑やかに過ごしました。
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最初に満福寺から少し下ったところにある久佐太郎の句碑に詣で、献花し、お祈りを致しました。
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句碑に刻まれている久佐太郎の句
  深山寺 心づくしの句友だち
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その後、本殿の部屋に移り、句会の始まりです。まずは「やまざと賞」の発表で、姫路冠句会の優葉さんが最優秀の楯を頂きました。信水先生が数人に手渡され、挨拶をされました。会場にはお弁当が出され、また、手作りのソーメンが振舞われ、大層美味しく頂きました。他にも柏餅、手作りのドーナツなど有難く頂きました。ビールも出たおかげ?でお隣の方とも色々お話が出来、とても楽しい一日でした。久しぶりのことで話の花が各所で咲いていました。
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食事が終わり、選者の先生方は皆が持参の句から三才・五客・十五秀を選び、冠題ごとに発表されました。まずは、「句碑まつり」という奉納の冠題で参加者全員の句が名前とともに発表されました。そして、今回の「祝題冠題」5題の結果発表となりました。発表は良き緊張もあり、途中の休憩もありで、ゆったりとした時の中の素敵な素敵なひと時でした。そして、最優秀に輝いたのは姫路冠句会の風子さんでした。他にも、二三人姫路冠句会の方が十位の中にあり、お目出度い、感謝の日となりました。結果は後日、配布のやまざと誌より、お伝えします。

句会も終り帰る際、やまざとの皆様は最後まで見送って下さり、とても感動いたしました。また、来年も是非参加したいと各自思ったに違いありません。素敵な余韻に浸りながらの家路でした。

拙筆...
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by kanku_575 | 2010-06-04 20:34 | やまざと冠句会
太田久佐太郎(本名 太田 稠夫 シゲヲ)

   明治二十四年六月二日 神戸市に生る。早稲田大学英文科卒業。
   文丘草太郎の名で小説・戯曲・評論文等を諸雑誌に発表。
   大正二年東京時事新報・更に読売新聞・婦人倶楽部編集長を経て
   昭和四年小林一三首唱の国民座に入り文芸部長として活躍。
   大正十年頃より冠句を研究・自ら「吾楽」を刊行し、昭和二年「文芸塔」創刊する。

  雑俳諧視れていた冠句を、今日の文芸価に導いた功績は、俳壇の子規と並び称される。

  昭和三十年七月一日 六十五才で逝去。京都市左京区二条通りの真浄院にまつる。
  毎年七月第一日曜を久佐太郎忌と設定。

  著書に現代冠句大観、正風冠句新講、堀内雲鼓研究。

久佐太郎の作品

 ほのぼのと 舟世帯もう火を起こし   昭和二年
 
 われ一人  そむけど春は笑顔なる   昭和六年

 懐かしさ  臍の緒とある母の文字   昭和六年

 霊迎え   佛というはみなよきひと

 忘れ傘   また来る謎の春の酔い   昭和二十五年京都句碑

 走馬燈   五十過ぎての早いこと   昭和二十七年京都句碑

 冠翁忌   痩骨鳴らし起たんとす   昭和二十九年

 深山寺   心づくしの句友だち    但馬句碑

早川桜月(二代目)

  久佐太郎没後、文芸塔を自宅におき続刊、主幹となる。
  昭和四十六年舞鶴供楽公園に句碑を建立。

  代表作

   海ひろし  小さな墓が一つある

   山は枯れ  吹き寄せられたような村

   かきつばた 障子細目に人病める

   漁火に   黎明おくる波すずし

   鐘が鳴る  北野のみちは梅月夜

    明治三十五年一月京都西陣に生まれ。
    著書 現代大観
    三月を桜月忌と設定する。



続く...平成18年度 冠句講座テキストⅢへ
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by kanku_575 | 2010-06-01 20:57 | 冠句のテキスト
冠句の始まり

始祖 堀内雲鼓
         元禄時代の徘諧師。1665年生まれ。
         松永貞徳の門下。貞門の逸材(松尾芭蕉と同時代)

 ○ 芭蕉の高い詩精神を最も新しい詩型式に盛る。

 ○ 革命的な徘諧詩
    京都五条・川東・・・松原大和大路付近の愛宕寺のほとりに吹蕭軒(庵)をむすぶ。

 ○ 元禄6年4月11日 五文字附の初興行を行う。(冠句のおこり)
    元禄8年版雲鼓の笠附集「夏木立」と元禄15版雲鼓の笠附集「西国船」に
    記載されている。

 ○ 雲鼓の意図
    俳諧連句の発句が独立した俳句である事と下七五を時空的関連において附句する。
    この作句方法が的中して興行がふえる。
    やがて五文字附・鳥帽子附・笠附・冠り附となる。

 ○ 元禄時代は町民達にとらえられてゆく俳諧・・・・・・・平民文学
    平民文学は現実に即した生活の描写
    従来は月や花に託した表現方法・・・・・・・・・・貴族文学

    (例)うれしさは 乳房にすがる子の力み
       とりついて 蠅も越しけり大井川

 ○ 元禄十五年~宝永二年(二・三年の間)四十種近い刊行
    雲鼓 享保十三年(六十四才)で没す。

     陽の恵み 嬉しからずや夏木立     雲鼓

       京都下京区富小路 上徳寺に昭和十二年句碑建設
                京都の観光地に指定

    享保年間を境にして冠句は、破調句・低調卑俗となり堕落する。

     俳句・・・・・明治中期正岡子規により革新される。
     川柳・・・・・剣花坊により中興。
     冠句・・・・・良き指導者なく大正末期・久佐太郎により中興。
            昭和二年文芸塔創刊

    昭和八年頃の作品
      安らかに わが膝われとなる夕べ
      秋は問う 花剪れば掌に青き蜘蛛
      秋の水  砥石をすべる刃の匂い
      緑濃く  カメレオンこっち振り向く

 久佐太郎によって冠句を大成する。
   ★連句を心とした文芸から・・・・・題詠吟とした集団性に


続く...平成18年度 冠句講座テキストⅡへ

   
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by kanku_575 | 2010-05-31 06:00 | 冠句のテキスト
姫路冠句会のテキストとして「やまざと」の橋本信水先生が平成18年度に少し、手直しをされた教科書を頂きました。このテキストをブログで紹介しても良いかとお尋ねしたところ、良いとの心地よいご返事でしたので、このブログに紹介させて頂きます。
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by kanku_575 | 2010-05-30 21:41 | 冠句のテキスト

冠句神戸港の紹介

「冠句 神戸港」の5月例会に参加して来ました。冠句神戸港の三村昌也先生に冠句神戸港の作品をこのブログに載せてよいかとお願いしたところ快諾くださりました。冠句神戸港の作品を紹介させて頂き、冠句の仲間を増やせたらと思います。

そこで、「冠句の仲間 姫路冠句会」のブログで、冠句神戸港の4月句会より、作品を紹介させて頂くことにします。

これからもいろんな「冠句の仲間」を「冠句の仲間 姫路冠句会」を通してご紹介しようと思います。

冠句に新しい方の参加を切に望んでいます。また、他の句会の方の参加もお願いいたします。
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by kanku_575 | 2010-05-16 23:27 | 冠句の仲間
姫路冠句会例会

ご案内

姫路冠句会7月例会

日時 七月十日(土曜)午後一時より
場所 姫路広峰公民館

宿題 「快気炎」   
   「小走りに」   
   「缶ビール」・各題 三句以内

・欠席投句
〒670-0898
 姫路市大寿台1丁目2ー15  秦谷淑子 宛

冠句に興味ある人、やってみようかと思っている人、お思いきってご参加ください。
この紙面にコメントするか、秦谷さんまでご連絡ください。

和気あいあいで楽しい句会ですよ。全くやったことが無い方、他の句会の方、遊びに
来てください。お持ちしています。
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by kanku_575 | 2010-05-10 23:19 | 句会・行事のご案内
姫路冠句会6月例会は「第二十八回 久佐太郎句碑まつり」に参加するため有りません。
次回は7月例会です。後日、ご案内いたします。

ご案内

第二十八回 久佐太郎句碑まつり
日時 六月四日(金曜日)午前十時より
場所 養父市十二所七二四 新宮山満福寺
電話 〇七九(六六四)〇三五八

〇碑前祭 十一時より

献句 「句碑まつり」 一句  記名
祝題 「風青し」   
   「ある絆」   
   「争わず」   
   「曇りなく」  
   「独りごと」  ・各題 二句以内

・欠席投句(八十円切手五枚同封のこと)
〒667-0102
 養父市十二所三六二  橋本信水 宛
・合点十位まで粗賞、他
・会費 二千円(昼食代を含む)
・閉会 四時半の予定
・JRをご利用の方は時刻をお知らせください。和田山駅までお迎えに行きます。
 一週間前までに。
・お車の方は乗り合わせて、又便のない方は橋本まで。
 繰り合わせ多数ご参加下さい。
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by kanku_575 | 2010-05-09 21:07 | 句会・行事のご案内

やまざと誌の紹介

姫路冠句会にやまざと冠句会の橋本信水先生がいつも来てくださり、選をしてくださったり、色々と指導してくださったりしている。今回、出来るだけ、冠句の作品を紹介して冠句の仲間を増やしたいことをお話し、やまざとの機関誌の作品をこのブログに紹介したいとお願いするとあっさりと良いですよと言ってくださった。
そこでやまざと4月作品輯より、「冠句の仲間 姫路冠句会」のブログでやまざとの作品を紹介させて頂くことにします。
また、今日の姫路冠句会でこのブログを紹介して頂きました。きっと、何かの形で充実してゆくことになると思います。
まずは姫路冠句会への投句を進める意味で例会のお知らせをすることにします。新しい方の参加を望んでいます。また、他の句会の方の参加もお願いいたします。
その他、検討中です。
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by kanku_575 | 2010-05-08 22:43 | 冠句の仲間